フィギュアスケートのジュニアGP第5戦スロベニア大会で女子史上7人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功し優勝した紀平梨花(14=関大KSFC)が26日帰国し、大阪・伊丹空港に降り立った。

 同大会に出場していた本田真凜(15=大阪・関大中)と到着口に姿を見せ「(トリプルアクセルが)決まった瞬間は普通に降りてしまった。『あ~決まった。うれしいな』っていうのは後からきました」と振り返った。

 紀平はSP2位スタート。フリーでトリプルアクセルを成功させるなど128・31点を稼ぎ、合計194・24点で逆転優勝を果たした。12月のジュニアGPファイナル(フランス・マルセイユ)初進出も決定。充実の遠征となった。トリプルアクセルと言えば、紀平の頭に浅田真央の印象が色濃く残る。「トリプルは『真央ちゃんがうまい!』とずっと思っていた。まさか跳べるとは思わなかった」。あどけない表情を見せながらも、大技成功の味をかみしめた。