リオデジャネイロ五輪・パラリンピックに出場した早大在校生、OBの報告会が15日、都内のキャンパスで行われ、競泳男子200メートルバタフライ銀の坂井聖人(21)、男子個人400メートル個人メドレー銅の瀬戸大也(22=JSS毛呂山)ら16人が参加した。

 王者フェルプスに0・04秒と迫る泳ぎをみせた坂井は「うれしさも悔しさもある銀。東京五輪金メダルを獲得できるよう精進していく」、瀬戸も同じく東京五輪の金メダルを目標に「個人メドレーだけでなく、他の種目もやるタフな選手になっていきたい」とそれぞれ決意を示した。

 先日引退を発表した女子200メートルバタフライ銅メダルの星奈津美さん(26)は「後輩たちのサポートをするとともに、20年に向け競泳界に貢献していきたい」とあいさつ。パラリンピック男子400メートルリレー(切断など)銅メダルの芦田創(はじむ=22)は「5歳から15歳までガンの闘病生活を送っていた。支えてくれた方々に恩返しし、親孝行できた」、同メンバーの多川知希(30)も「ロンドンの後、4年間勝つために合宿を繰り返してやっていた結果。率直にうれしかった」と喜びを語った。