ラグビー神戸製鋼のゼネラルマネジャーだった平尾誠二さんが20日に53歳で死去したことを受け、神戸市内のグラウンドでは選手たちが悲しげな表情を浮かべた。午前中に練習を行い、午後からミーティングで事情が説明された。

 日本代表フッカーの木津武士(28)は「直接そこまで関わることはなかったけれど、大学から神戸製鋼に来たときに『神戸を選んでくれてありがとう』と言ってくれて、頑張ろうと思うようになった」と思い出を吐露。同大、神戸製鋼の後輩にあたるFB正面健司(33)も「いつも辛口で試合の後も『今日おったか?』とか言われていました。愛を感じていました。いつも試合が終わって、声をかけてくれていた。優勝したいですね」とラグビーでの恩返しを誓った。