宮原知子（１８＝関大）がフリー１３８・３８点、合計２１４・８７点で優勝し、３連覇を達成した。３連覇以上は浅田真央の４連覇以来（０６～０９年）。

　ＳＰ８位だった浅田真央（２６＝中京大）は１１４・１０点、合計１７４・４２点の１２位で巻き返しならず順位を落とした。

　樋口新葉（１５＝日本橋女学館）が２位、三原舞依が３位に入った。ＳＰ２位だった本郷理華（２０＝邦和スポーツランド）は５位と順位を落とした。

　ＳＰ４位だった本田真凜（１５＝関西大中・高スケート部）は４位で表彰台には届かなかった。

表彰式を終えメダルを掲げる優勝の宮原知子（中央）、２位樋口新葉（左）、３位三原舞依（撮影・清水貴仁）

＜総合成績＞

順位	選手	合計	SP	FS
１	宮原知子	214.87	76.49	138.38
２	樋口新葉	199.49	68.74	130.75
３	三原舞依	198.17	65.91	132.26
４	本田真凜	196.11	67.52	128.59
５	本郷理華	194.28	69.20	125.08
12	浅田真央	174.42	60.32	114.10

宮原知子

「３連覇を出来て今はうれしいが、もっと自分らしい演技がしたかったのが反省です。今までで１番緊張した全日本選手権かなと。３連覇したという気持ちが、すごく強かったので、「狙って自分の演技が出来ないと」と先生から言われて、実際にはあまり出来なかったが、すごくいい経験になった。（世界選手権は）ショートとフリー、両方とも自分が満足できる演技で終えるように頑張ります」

女子フリー　演技を行う宮原知子（撮影・清水貴仁）

女子フリー　演技を行う宮原知子（撮影・清水貴仁）

女子フリー　演技を行う宮原知子（撮影・清水貴仁）

女子フリー　表彰式を終えメダルを掲げる優勝の宮原知子（撮影・清水貴仁）

樋口新葉

「サルコーでミスをして、焦りそうになったが、ステップの途中から落ち着いて出来た。今シーズンからシニアということで、気持ちを切りあえて最初から最後までやることが出来とおもいます。まだ緊張してしまうので、今シーズンでは１番よかったが、まだ動きが小さくなってしまうので、もっと練習したいと思います」

女子フリー　演技を行う樋口新葉（撮影・清水貴仁）

女子フリー　演技を行う樋口新葉（撮影・清水貴仁）

三原舞依

「自分が思っていたよりも高得点頂いて、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。（２年ぶりの全日本選手権）とても声援が大きくて私の背中を押してくださって、私にとって小さい時から見ていたので同じ舞台で滑ることが出来て幸せだと思いました」

女子フリー　演技を行う三原舞依（撮影・清水貴仁）

本田真凜

「ミスはあったが、自分が出来ることは全部出せたかなと思うので、ほっとしました。ミスをしても、引きずらないようなプログラムをして、気持ちを込めてすべれたらと思っていたので自分の中では、今回よかった試合かなと思っています」

女子フリー　演技を行う本田真凜（撮影・清水貴仁）

女子フリー　演技を行う本田真凜（撮影・清水貴仁）

浅田真央

「トリプルアクセルはＳＰで１回転になっていたので、何としても回ろうと思った。（演技自体は）たくさんの声援が力になった。期待に応えることが出来なくて残念です。何とも言えない全日本選手権だった。ミスもあったが、自分の滑り、表現が出来ればと思い滑ったので、悔いはないです」

女子フリー　演技を行う浅田真央（撮影・清水貴仁）

女子フリー、トリプルアクセルを失敗し尻もちをつく浅田（撮影・清水貴仁）

女子フリー　演技を行う浅田真央（撮影・清水貴仁）

女子フリー　演技を行う浅田真央（撮影・清水貴仁）

女子フリー　演技を行う浅田真央（撮影・清水貴仁）

女子フリー　フィニッシュを決める浅田真央（撮影・清水貴仁）