バスケットボールBリーグ、レバンガ北海道は6日に今季チーム開幕戦を迎える。初戦は昨季1部残留プレーオフを戦った横浜ビー・コルセアーズと札幌・北海きたえーるで対戦する。松島良豪(27)は「けが人もいますが、チームはすごく良い状態できている。今シーズンはホームでたくさん勝利する姿を見せたい」と力を込めた。

今季のチームは「変わレ」をスローガンに7月の新体制始動からディフェンス強化を軸にチーム作りを進めてきた。ホームでわずか4勝、通算10勝50敗と低迷した昨季は1試合平均失点がリーグ18チーム中、ワースト2位の82・2と苦しんだ。今季は新加入の橋本竜馬(31)を中心に前線からプレッシャーをかけるハードな守備を意識してきた。7戦5勝2敗だった開幕前の実戦で平均失点は68・3。全7戦で先発した松島も「1人1人が今年のテーマ『ディフェンスからブレークして走る』という形を体現しようと頑張っている」と話す。

シーズン直前にはチームの象徴でもある折茂武彦(49)が今季限りでの引退を表明した。北海道チームの開幕戦は12連敗中でレジェンドにとっても07年に北海道に移籍後、開幕戦で勝利を挙げられていない。松島にとって折茂は「バスケを1から10まで教えてもらった人」。その恩人が長年プレーしてきたシューティングガードの位置で先発が濃厚な松島は「チームが勝つためにスタッツ(成績)に載らない部分でも泥臭く頑張りたい」と気を引き締めた。