7日にパリで行われた北京五輪の聖火リレーがチベット情勢をめぐる抗議行動で大混乱したことをはずみに、抗議に加わった市民や団体は各国政府に五輪開会式不参加をあらためて要求するなど、中国政府への圧力を強めた。
抗議行動の先頭に立った国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)はインターネット上で「中国当局はもはや政治犯の釈放やチベットでの対話を求める声をあざ笑うことができなくなった」と強調。「各国政府、首脳は抗議行動を考慮し、五輪開会式をボイコットしなくてはならない」と訴えた。
フランス公共ラジオによると、野党「緑の党」のマメール議員は「これほど多くの政治家や市民がチベットの人々のために抗議行動を行ったことは素晴らしい」と称賛した。
これに対してフランス政府当局者はやや控えめに遺憾の意を表明。バシュロナルカン保健・青年・スポーツ相は「聖火と五輪精神が脅かされたことは残念だ。抗議の機会は他にあるはずだ」と述べた。
フランス内務省によると、7日の聖火リレーの妨害で18人が逮捕された。



