自転車レースの2006年のツール・ド・フランスでドーピング違反が発覚し総合優勝をはく奪されたフロイド・ランディス(米国)が処分の取り消しを求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した問題で、世界反ドーピング機関(WADA)が係争費用として約130万ドル(約1億3400万円)を負担した。11日にモントリオールで開かれたWADAの評議員会で報告された。

 ランディス側は数人の弁護士を雇い、膨大な反論資料を作成するなど多額の資金を投入した。国際自転車連合(UCI)が対応しないため、WADAが法律家チームを結成して対抗し、3月下旬のCASの聴聞会は異例の5日間に及んだ。裁定結果は6月上旬に出る見通しという。