<フィギュアスケート:GPファイナル>◇2日目◇13日◇韓国・高陽
フリーの交響組曲「シェエラザード」を演じ終えると、金妍児は落胆の表情を見せた。ジャンプで2度もミスし、地元での大会でライバルの浅田に逆転負け。「国民の妹」の愛称で親しまれる韓国のアイドルは「すごくナーバスになった。メダルがとれてよかったけれど、ミスが出たことが悔しい」と天を仰いだ。
ジャンプのミスを演技点の高さでカバーして首位に立った前日のSPでも、リンクを引き揚げる途中で悔し涙が込み上げた。浅田とわずか0・56点差で迎えたフリー。「自分の滑りに集中するだけ」と繰り返してきたが、直前の6分間練習から動きがぎこちなかった。
浅田が3回転半ジャンプを2度も成功させたことから重圧も受けていた。SPに続いて3回転ルッツが1回転となると、苦手の3回転サルコーで転倒して万事休した。
バンクーバー五輪を来季に控え、GPの連勝は7でストップ。シニアでの浅田との直接対決も2勝3敗となった。来春から専用リンクのあるソウル市内の高麗大に進学する18歳は「この経験は今後につながる。次を頑張ればいい」。初優勝を目指す来年3月の世界選手権で浅田にリベンジするつもりだ。


