白銀の世界を戦いの舞台とする上村愛子(29=北野建設)と皆川賢太郎(32=アルビレックス新潟)は、マネジメント事務所が同じということもあり意識し合うようになり、約3年間の交際を経て結婚にこぎつけた。

 上村選手は以前はDVD鑑賞など1人で静かに過ごすことが多かったが、活動的な皆川選手と付き合うようになってからは、一緒に美術館見学などのデートに出掛け、プロ野球、サッカー、ゴルフなどさまざまなスポーツ選手と食事をすることも多くなった。「オフは本当にリラックスした時間をすごしたい。限られた時間を、気の休まる大切な人と過ごすのが理想」。その大切な人が皆川だった。

 上村は3月の世界選手権猪苗代大会で優勝。その後、長野県野沢温泉で行われた全日本アルペン選手権に駆けつけ、目立たないように皆川を陰から応援した。

 結婚を決意したのは先シーズンが開幕する前だという。上村選手は来年のバンクーバー冬季五輪で金メダルを狙える実力と、愛らしい容ぼうから抜群の人気を兼ね備えるスキー界のアイドル。人柄のいい皆川との交際は、全日本スキー連盟の幹部たちに「理想の相手」と歓迎されている。

 皆川は将来、指導者として後進を育てたいとの気持ちが強く、またいずれは何らかの形で社会貢献する夢も抱く。上村選手も触発され、自身の活躍で「日本のスキー界全体をもっと盛り上げたい」と話している。