2016年夏季五輪の開催都市を決める2日の国際オリンピック委員会(IOC)総会(コペンハーゲン)で、プレゼンテーションを終えた東京の招致メンバーらは高揚し、招致成功に向けた手応えを感じた様子だった。シンクロナイズドスイミングの五輪メダリストで招致委理事の小谷実可子さんは記者会見で「強いチームワークがあった。夢のゴールに向かってともに頑張るのは素晴らしいと思った」と涙ぐんだ。

 88年ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏は、パラリンピック競泳で活躍した全盲の河合純一の演説を例に挙げ「何度か聞いているが、ぐっと来るものがあった。もらい泣きというか、感動しました」と涙で目をはらした。(共同)