2016年夏季五輪の開催地決定を前に2日夜、東京・丸の内のベルギービール・カフェ「アントワープ・セントラル」で「開催都市決定Night」のイベントが行われた。生バンドの演奏を聴きながら語り合う店内外の110席は仕事帰りのサラリーマン、OLや外国人で超満席状態。大阪から来たという20代の女性2人組は「できれば生で見たいので東京でやってほしい。外国ならまだ開催されていない南米でやってほしいな」と笑顔で話した。午後11時からはアスリートキャラバンとしてバルセロナ五輪体操の銀メダリスト池谷幸雄、北京五輪競泳銅メダリストの宮下純一が登場。大きな拍手で歓迎された池谷は「選手村の食事は日本が一番おいしい。東京にオリンピックがくるよう祈ってください」と訴えた。宮下は「日本でやれば身近にオリンピックを感じることができる。日本選手が頑張れる」と力をこめた。最後は池谷の音頭で集まったお客全員と乾杯し、東京開催決定を祈っていた。