柔道男子で2004年アテネ五輪まで3連覇の実績を持つ60キロ級の野村忠宏(ミキハウス)が10日、アゼルバイジャンで行われた復帰戦のW杯バクー大会の1回戦でアゼルバイジャン選手に敗れた。

 34歳の野村は昨年4月の全日本選抜体重別選手権で敗れて北京五輪出場を逃した後に右ひざを手術し、今大会が1年半ぶりの試合だった。5月に12年ロンドン五輪を視野に入れて現役を続行する決意を表明していた。

 73キロ級の秋本啓之(了徳寺学園職)は3回戦で負けたが敗者復活戦を制して3位決定戦に回った。(共同)