1年間選手活動を休止していたフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(31=北野建設)が14日、現役続行を表明した。昨年のバンクーバー冬季五輪で4位だった第一人者には、厳しい条件にもかかわらず2014年ソチ五輪へ大きな期待がかかる。

 上村は記者会見で肉体的な衰えを認め、五輪について「はっきり話せるような状態じゃない。もう一段上の段階に上がれたら、最終的にはそこに行けるように頑張りたい」と慎重に話した。北野建設の荻原健司部長も「1年は大きい。深い霧の向こうにあるのがソチ五輪」と楽観しなかった。

 ただ現状で、上村に代わる新エースは台頭していない。全日本スキー連盟の林辰男フリースタイル部長は「強いリーダーシップと(他選手との)相乗効果に期待している。来年2月にはナショナルチーム(強化指定選手)に復帰できるのではないか。休養前のレベルまでには戻る」と、エース復帰を歓迎した。