<関東大学ラグビー・リーグ戦:流通経大29-3法大>◇17日◇埼玉・熊谷ラグビー場

 昨季リーグ戦2位の流通経大が、初戦を白星で飾った。強い風上に立った前半はキックを有効に使い、有利な陣地で戦った。前半24分にフランカー高森一輝(4年)、5分後にNO8ヴァカウタ・イシレリ(4年)が連続トライ。これで試合の主導権を握ると、後半にはBKへの展開からさらに2トライを奪った。防御では早いプレッシャーを意識し、法大BK陣のハンドリングミスを誘った。相手をノートライに抑え、危なげない勝利だった。

 今季の大学選手権での目標は、国立で試合ができる準決勝以降に進むことだという。そのためには、昨季リーグ戦7位ながら関東学院大を破り、同1位東海大とも善戦した法大との初戦は、落とせない試合だった。内山達二監督は「選手も緊張していたし、私も緊張してしまった」と苦笑い。それでも、「後半はやるべきことをしっかりできた」と手応えを口にした。