<W杯スキー:ジャンプ>◇28日◇札幌市大倉山(HS134メートル、K点120メートル)

 26歳のエース伊東大貴(雪印メグミルク)が134メートル、130メートルを飛び、アンデシュ・バルダル(ノルウェー)に0・1点差の252・6点でW杯初優勝した。

 伊東は昨季からW杯で正式採用された、風の条件やスタート位置に応じて得点を修正する方式の恩恵を受けた。

 2位のバルダルは1回目で伊東と飛距離、飛型点とも同じながら、強い向かい風のため23・2点を減点されて4位、2回目は伊東より5メートル遠くへ飛んだが伊東よりも3・4点多く減点され、届かなかった。バルダルは「あー」と大声を上げて悔しがったが「長旅で疲れているけど、2回目には満足している」と前を向いた。