フィギュアスケートの世界選手権に出場した男女の日本選手がフリーから一夜明けた1日、フランスのニースで取材に応じた。

 男子2位の高橋大輔(関大大学院)は「4回転はだいぶ心配がなくなった。来季はフリーで2本入れる」と、成功すれば史上初となる4回転フリップ習得に意欲を示した。

 初出場で銅メダルの羽生結弦(宮城・東北高)は「まだ実感がない」と笑い、高橋に将来を嘱望されていることには「期待してもらえるなら、いつかはやらなきゃ」と“高橋超え”を誓った。

 女子銅メダルの鈴木明子(邦和スポーツランド)は「けんかしながらも諦めずに教えてくれた。時間はかかったが喜んでもらえてうれしかった」と長久保裕コーチに感謝した。

 2年連続6位の浅田真央(中京大)はショックから抜けきれない様子で「自分がどうしたいのか見つけることが大事」と話した。