英国オリンピック委員会(BOA)は17日、ドーピング違反歴のある選手を代表に選ばずに五輪から「永久追放」とする規定を、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を受けて破棄することを決めた。

 CASは4月30日、BOAの規定は同一の違反で2度選手を処分する「二重制裁」に当たり、世界反ドーピング機関(WADA)が定める世界統一コードに不適合との判断を下した。BOAはこの決定を文書でWADAに通知する。