ノルディックスキーのW杯ジャンプは8、9日、冬季五輪の開催地、ソチで行われる。この時期には雪が降らず、人工雪を大量に使って急ピッチで試合会場の準備を進めた。組織委員会の広報担当者は「大会には間に合う。問題ない」と話し、重要なテスト大会を成功させようとの意気込みをのぞかせた。

 ソチで初開催となるW杯は男女で個人各2戦を実施する。7月にジャンプ男子のコンチネンタル杯や複合のグランプリがラージヒル(LH)で行われた。今回はノーマルヒル(NH)のみを使用する。五輪に向けて日本を含めた各選手はLHも経験したいところだが、広報担当者によると12月には気温が10度を超えることが多く「二つのジャンプ台の雪を維持するのは難しい」と説明した。

 ジャンプ台裏の施設で人工の雪を大量につくって搬入し、圧雪車が整備する作業を繰り返した。本来は全体を雪で白く覆うはずが7日の時点では完了せず、着地点までは古い雪で茶色に見える部分が残った。

 女子個人第1戦を制した16歳の高梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル)は7日の公式練習で初めて五輪の舞台を体験し「飛んだことがないような台。難しい」と印象を話した。