<フィギュアスケート:GPシリーズ第1戦スケートアメリカ>◇20日◇米デトロイト

 GP開幕戦で頂点に立った浅田真央(中京大)は、安堵(あんど)とジャンプで失敗した悔しさが入り交じった表情で語った。

 -GP全大会を制覇

 浅田

 自分のスケート人生においてうれしいこと。次につながったと思う。

 -序盤戦から200点超えの高得点を出した

 浅田

 スピン、ステップは取るべき点を取れた。バンクーバー五輪の時と今は滑りが違い、ジャンプも全種類入っている。(ミスが出た)この演技でこれだけの得点をもらえて満足。

 -収穫と課題は

 浅田

 収穫はSP、フリーとも(スピンやステップで最高難度4の)レベルが取れたこと。課題はジャンプだけ。

 -トリプルアクセルは転倒した

 浅田

 SPよりいい感じで跳び上がり、片足の着氷もいけると思ったが転んだ。あれだけ大きく転倒するとリズムも崩れる。決まっていれば、出来は違っていた(もっと良かった)。

 -五輪シーズンの序盤戦で好スタート

 浅田

 今季は大崩れしていない。これを最低レベルとして階段を上っていけばいい。もっと上を目指せると感じている。