<テニス:ウィンブルドン選手権>◇3日目◇25日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ

 【ウィンブルドン=吉松忠弘】中村藍子(24=ニッケ)がダブルス初戦を突破した。アラバン・レゼー(21=フランス)とのペアで、エリオット、オブライエン(ともに英国)組を7-5、6-4のストレートで下した。

 中村がシングルス初戦敗退の屈辱をダブルスで晴らした。強打でならすレゼーとのコンビで、地元の英国ペアにストレート勝ち。4大大会では、今年の全豪以来の勝ち星を挙げた。勝利の瞬間、2人はがっちり握手で祝った。

 前日のシングルスでは、シードのズボナレワに敗れた。第2セットを奪ったが、最終セットで力尽きた。昨年の全米から、初戦がすべてシード選手。しかし「強い選手と対戦できるチャンスと考えることにしている」と前向きだった。

 加えて、今年の5月には現役復帰したクルム伊達に敗れ、現役選手として非難の矢面に立たされた。全仏ダブルスでは、五輪に絡む八百長騒動にも巻き込まれた。さんざんな目に遭い、悩みに悩んだという。その落ち込んだ気持ちも、ダブルスでも勝ち続けることで吹き飛ばしたい。