北京五輪でソフトボール日本代表を金メダルに導いたエース上野由岐子(26=ルネサス高崎)が、ソフトの五輪復帰アピールのために欧州を行脚する。日本協会の尾崎正則専務理事(63)は24日、09年8月に国際連盟が世界選抜を結成し、欧州を中心に各国を回り、親善試合を行う計画があることを明かした。

 「国際連盟のポーター会長が各国の優秀選抜を集めて世界選抜2チームをつくり、欧州や世界を回ろうというプランを持つ」と同専務理事。16年夏季五輪の開催地と実施種目が決まる09年10月2日の国際オリンピック委員会(IOC)の総会(デンマーク・コペンハーゲン)を前に、ラストアピールを行うことになる。

 来年8月11日開幕のオランダでのハーレム国際大会には日本代表が招待されている。同大会には欧州各国のIOC委員を招待する予定で、同時期に世界選抜結成が実現すれば、ハーレム国際とともに上野が欧州の地で「ソフト五輪復帰」に向けて連投する可能性もある。

 来年8月には国体予選などがあり、尾崎専務理事は「現在、国際連盟に計画の前倒しをお願いしている」と話し、実現へ交渉を続ける意向だ。この日、都内で行われた日本協会の祝賀会で「プライドと責任を持って投げ続ける」と話した上野が、次は世界のソフトボール界を背負い熱投する。【菅家大輔】