<静岡県高校バスケット新人戦:市沼津52-51沼津中央>◇31日◇女子決勝◇浜北グリーンアリーナ

 沼津対決となった女子決勝は、市沼津が52-51で沼津中央を下し、12年ぶり9回目の優勝を飾った。準決勝で昨年県3冠の常葉学園を破った相手に、第2クオーター(Q)終了時で7点差をつけられたが、第3Q以降は、植田有香主将(2年)を軸に攻め立て逆転した。男子決勝は、藤枝明誠が、160-67で興誠に圧勝し、3連覇を成し遂げた。男女各3位までが、東海大会(14、15日、三重)に出場する。

 市沼津は、試合終了のブザーを聞くと、コート上で抱き合い喜びを分かち合った。植田主将は「今までで一番最高の瞬間でした」と満面の笑みを見せた。

 前半は、相手のエースに次々と得点され、7点のリードを許した。それでも焦りはなかった。植田主将が「気持ちでは勝っていた。あきらめなかったです」と話すように、リバウンドを支配して流れを引き戻すと、第3Q以降は徐々に点差を縮めていった。第4Qは、1点差を争うシーソーゲーム。残り30秒で、岩崎奈津紀(1年)が貴重な逆転シュートを決め熱戦に決着をつけた。岩崎は「相手ディフェンスが空いた瞬間を狙った。うれしかったです」と笑顔で話した。

 浜松開誠館との準決勝は2点差ゲーム。決勝でも、接戦を最後まであきらめずにボールを追い、コートを走り回って優勝を勝ち取った。表彰式後、「何よりも先生の笑顔を見ることができてよかったです」と話すメンバーが、大畑昌己監督を胴上げした。同監督は「苦しい場面でよくやってくれた」と選手をたたえた。12年ぶりに女王の座に返り咲いた市沼津が、次は東海大会のコートで大暴れする。【神谷亮磨】