【バンクーバー(カナダ)8日(日本時間9日)=佐々木一郎】フィギュアスケートの4大陸選手権を3位で終えた浅田真央(18=中京大中京高)が、ショートプログラム(SP)で取り入れる3回転ルッツと、今季1度も成功していない2連続3回転ジャンプ、2つの弱点を完全に克服することを誓った。

 3月23日開幕の世界選手権(ロサンゼルス)に向け「SPの滑り込みをしたい。ルッツをもう1度練習して、100%できるようにしたい」と課題を挙げた。3回転+3回転については「今季まだしっかり跳べていないので、頭に入れて練習したい」と続けた。今大会前は国内で調整したが、一時帰国後にロシア合宿を敢行する。個人的事情で不在だったタラソワ・コーチも、世界選手権は同行する見通しとなった。

 この日はエキシビションに参加した。次戦となる世界選手権の目標は自己ベストの更新で、達成されれば連覇は間違いない。「最高の調子で、最高の演技をしたい」と話していた。