10年バンクーバー五輪フリースタイルスキー・モーグルの日本代表に内定した西伸幸(23=白馬ク)が、スポンサー探しに取りかかる。13日、今季最終戦となる全日本選手権(14、15日、長野・白馬村)に向けて公式練習を行った。現在は無職のため、大会後は支援先を募る活動にも力を入れることになった。

 8日の世界選手権デュアルモーグルで準優勝し、五輪代表に内定した。しかし、金銭的な基盤がない。「長野でお世話になっているので、まずは県内を探したい。ちょっとでもサポートしてもらえると、ありがたいです。ぜいたくは言いませんから」。白馬村スキークラブの切久保コーチと相談しながら、自らあいさつに出向きたいという。

 全日本スキー連盟の強化ランクは「C」のため、遠征費の75%は自己負担だった。来季はランクが上がり、負担減は確実だが、生活費などの支援があればあるほど、競技に集中できる。海外遠征は1回で30~40万円かかり、1シーズンで5~6回の遠征がある。これまで父和弘さんに頼りっぱなしだったが、五輪へ向けて自立を目指したい。

 今季前も支援先を探したが、門前払いの連続だった。だが、世界選手権銀メダルの実績と、五輪代表の肩書はプラスになる。14日の試合に向けては「攻めるスタイルは変えずにやりたい」と意欲を示した。支援する価値がある選手であることを、全日本でも証明する。【佐々木一郎】