柔道男子60キロ級の五輪3大会連続金メダリスト野村忠宏(34=ミキハウス)が7日、青森・弘前大大学院医学研究科(博士課程)の入学式に出席した。同研究科・社会医学講座でスポーツ医学の研究を行う。同講座には昨春、バルセロナ五輪金メダルの古賀稔彦(41)が入学している。
きっかけは、その古賀からのアドバイスだった。昨年右ヒザを手術するなどケガに苦しんだ野村は「弘前大はいいぞ。ケガ対策などみっちり研究できる」と勧められた。選手生活との両立を懸念したが、同研究科はテレビ会議システムを活用し、遠隔地でも双方向リアルタイムの講義を受けられる。通学は月1回ですむため志望。3月10日に受験し、同19日に合格した。
入学式を終え野村は、同期の仲間と握手や記念撮影に笑顔で応じた。「試合の時とは違う緊張感があり、楽しみでもある。ケガ対策など今まで勘でやってきたところがあったが、しっかり理論を学びたい」という。3年後のロンドン五輪で4つ目の金、そして4年後の博士号取得を目指し、みちのくで再スタートを切った。【北村宏平】


