<バスケットボール・日本リーグ:北海道56-51日立>◇18日◇第3週最終日◇札幌月寒アルファコートドーム

 レラカムイ北海道が待望のホーム初勝利を挙げた。第2クオーター(Q)終了までの前半を34-22と12点リードで折り返し、第4Qに同点に追いつかれたが、残り16秒で山田のシュートが決まり、56-51で下した。6戦を終えて2勝4敗、7位と厳しい状況は変わらないが、ホームでの連敗を3で止め、次につなげた。

 必死の守りで振り切った。第4Q、残り3分53秒で51-51の同点に追い付かれたが、同3分30秒に桜井がフリースローを決め52-51と1点リードした。そこから3分以上互いに無得点。残り16秒で、日立ディフェンスのわずかなスキをついて、山田が中央外から2点シュートを決めた。

 78-90で敗れた前日から一転してのロースコア決着。内容にも進境を見せ、東野監督は「何が違うかといえば、気持ち、危機感、チームの一体感、技術じゃない」と言い切った。リーグ4シーズン最少失点を誇る日立に守り勝ってのうれしいホーム初勝利。殊勲の山田も「強い気持ちで行った。攻撃を調整して次も勝ちたい」と、今季まだない連勝に意欲を見せた。【中尾猛】