2020年の五輪招致に名乗りを上げる意向を示した東京都の石原慎太郎知事(77)が13日、都庁で開かれた定例会見で「この時点で名乗りを上げた理由を(12月の)議会できちんと話す」と述べ、定例議会で支持を求める考えを示した。

 16年の招致に失敗、その経費150億円の使途などに対し都議会などから疑問の声も上がっているが、強行突破をはかる構えを見せた。

 石原知事は「今回の失敗で仕組みが分かってきた。失敗から学んだ経験を、資産として残すためにも再挑戦する。東京のためだけではない。招致に参加する日本の他の都市のためでもある」と述べた。

 招致にかかった経費150億円うち100億円は税金で、再招致でさらに税金が注ぎ込まれる可能性もあるが、石原知事は「そのために財政再建したんだ。1兆2000億円分をリストラで作って、10年間で4000億円の基金も積み立てた。150億円はその分の利子でまかなえる程度」と強弁。記者の質問をさえぎるように「今回使ったロゴ、ポスターのデザインはそのまま使える。支出は減ると思う」と、使い回しで予算を削減する方針を示した。