<ラグビー・トップリーグ>◇第10節◇15日◇東京・秩父宮ラグビー場ほか◇7試合

 サントリーが43-26で近鉄を下し、10戦全勝の勝ち点46で首位を守った。前半だけで5トライを奪って圧倒し、後半は近鉄に4トライを許したものの、危なげなく勝ちきった。次節22日にはトップリーグ5回優勝のライバル東芝と対戦、勝てば4強によるプレーオフ進出が決まる。2位は勝ち点43のパナソニック、3位は同41の東芝、4位は同36のNECと続く。

 サントリーは前半4分と24分にWTB長友泰憲(26)、同29分にFB小野澤宏時(33)と、BK陣がトライを奪って主導権を握った。プレーオフ進出は目前で、長友は「宿敵東芝に勝って、いいリズムをつくりたい」と次戦を見据える。ジョーンズ監督は近鉄の中国人WTB李について「スピードがあるいい選手だ。日本のパスポートを持っていれば…」と冗談交じりに言うなど、次期日本代表ヘッドコーチとしても目を光らせていた。