すでにロンドン五輪出場を決めている内村航平(23=コナミ)が、試合で技に磨きをかける。21日に都内で日本体操協会の11年度最優秀選手賞の授与式が行われ、今後の予定について「(4月の)全日本選手権と(5月の)NHK杯は1日目も出るつもり」と明言した。

 ロンドン五輪代表選考会を兼ねた両大会は2日間で行われるが、内村はすでに代表に内定しているため、日本協会の特別措置により初日の演技を免除されていた。あえて出場する真意は「出る種目を絞って、スコアを上げた構成を試したい。1回試合でやっておけば感じつかめるんで」と話した。五輪の決勝を想定した高難度試技を試合の緊張感のなかで披露し、予行演習とするという。「取れるところはしっかりと」と照準を合わせる金メダル量産へ万全の準備を整える。