キャプテン・サオリンで金メダルだ。日本バレーボール協会は13日、都内で女子日本代表候補の記者会見を開催。新主将に、12年ロンドン五輪銅メダルでトルコでプレーしていた木村沙織(26=ワクフバンク)が、荒木絵里香(28)に代わって指名された。真鍋政義監督は「次のリオは木村中心」と、エースを主将に抜てきだ。

 木村は、11月のワールドグランドチャンピオンズ杯を最後に引退することを決めていた。「メダルも取って、初めて海外(のチームも)経験させてもらった。自分でも頑張ったので終わろう」。1月中旬に主将を頼みにトルコ入りした真鍋監督に「やめます」と告げた。同監督がトルコに滞在していた10日間、「日の丸のキャプテンはお前しかいない」と、熱い言葉で口説かれた。約2カ月後、「自分がキャプテンだったら」と考えている木村がいた。引退を撤回し、主将も引き受けた。

 バレー人生初の主将で「私が主将なんて笑っちゃいますよね」。しかし「やると決めた以上は金を目指す」と、ロンドンで逃した金メダルに16年リオデジャネイロ五輪で挑む。引退後に希望していた母朋子さんとのカフェ開店は、また先に延びそうだ。【吉松忠弘】