ラグビー日本選手権決勝のサントリー-三洋電機戦が28日、東京・秩父宮で行われる。7年ぶりの優勝を狙うサントリーは25日、先発メンバーが決定。SOには右足首負傷が癒えた入社2年目の曽我部佳憲(24=早大)が3試合ぶりに起用される。不況で企業スポーツの撤退が続く中、この日、佐治信忠社長から牛肉40キロが差し入れされ、選手はすき焼きに舌鼓を打った。横浜支店勤務の曽我部は「クラブ化されるチームもある。こうして応援してもらえるのはすごくうれしい」とラグビーができる感謝の気持ちを口にした。元所属選手の不祥事で出場辞退した東芝にもふれ「この舞台に一番立ちたかったのは東芝さんだと思う。熱い試合で東芝さんの分まで頑張る」と話した。