日本ラグビー協会は18日、11年W杯ニュージーランド大会のアジア最終予選を兼ねた5月のHSBCアジア5カ国対抗に向け、日本代表メンバー31人を発表した。07年6月のトンガ戦で左ひざを負傷して以来、代表から遠ざかっていた東芝FB立川剛士(33)が復帰した。立川は当時の負傷で、同年9月のW杯フランス大会には出場できなかっただけにW杯への思いは強く、それが実った形になった。日本代表は4月に国内で強化合宿を行い、7大会連続のW杯出場を目指す。
立川が自分の手で再び日本代表の座を取り戻した。優勝した今季トップリーグではプレーオフのMVP。33歳は今回選ばれた31人の中で最年長だが、力強いステップは衰えていない。この日、日本代表の太田GMは「文句のつけようがない。入れざるを得ない」と、選考過程でも議論の余地はなかったと説明した。
2日前のメディカルチェック時、立川は「11年W杯を目標にやってきた。だから頑張れた」と話した。03年と07年のW杯は、いずれも代表に定着しながら、直前の負傷で本大会に行けなかった。07年大会時は、今回のメディカルチェックと同じ都内の施設で、左ひざのリハビリをしながらテレビ観戦。半年以上かかって戦列に戻ると、カーワン・ヘッドコーチに「以前のお前の姿をもう1度見せてくれ」と励まされた。その言葉を支えに、代表復帰のためにも、トップリーグで体を張ってきた。
昨年11月からは、専門家に習ったストレッチと、新陳代謝を促すために1日4・5リットルの水を飲む習慣を取り入れ、故障なしでシーズンを乗り切った。年齢的に最初で最後になるであろうW杯に向け、「出るだけじゃなく勝ちたい」と、とことん前向きだ。【岡田美奈】


