柔道の世界選手権は26日から5日間、オランダのロッテルダムで男女7階級ずつを争う。ベテラン頼みだった日本は男子で3、女子は5選手が初出場で、2012年ロンドン五輪を見据え、新戦力の台頭を期待したい。

 前回大会は金メダル1個に終わった男子は、全日本選手権覇者の100キロ級の穴井隆将(天理大職)に注目が集まる。五輪出場を逃した後に成長し、日本のエース格といえる存在になった。鋭い内またを武器に初の大舞台で頂点を狙う。地元オランダのヘンク・フロルや前回覇者のルシアーノ・コヘア(ブラジル)が強敵だ。

 五輪2連覇の66キロ級、内柴正人(旭化成)は勝負強さが健在で、世界選手権初制覇を目指す。60キロ級の平岡拓晃と、昨秋に階級を1つ上げた90キロ級の小野卓志(ともに了徳寺学園職)は北京五輪の雪辱を果たしたい。100キロ超級の棟田康幸(警視庁)は世界ランキングによるシードがなく苦戦も予想される。

 女子は48キロ級の福見友子(了徳寺学園職)が初優勝を狙う。前回大会は女王谷亮子(トヨタ自動車)に勝ちながら代表になれなかった。実力は十分にあり、ようやく巡ってきた大舞台で重圧に負けない精神力も試される。

 63キロ級の上野順恵(三井住友海上)は世界ランキング1位、57キロ級の松本薫(帝京大)は同2位と、ともに初出場だが勝機はありそう。北京五輪52キロ級銅メダリストの20歳、中村美里(三井住友海上)は7月に痛めた左ひざの具合が気になる。78キロ超級で前回世界選手権、北京五輪と2位が続く塚田真希(綜合警備保障)は、中国勢が強敵となる。(共同)