大相撲の横綱審議委員会(横審)が30日、東京・両国国技館で行われ、年間最多86勝を挙げて12度目の優勝を果たした横綱白鵬(24=宮城野)への賛辞の声が上がった。鶴田卓彦委員長(82)は「86勝というのは破られないだろう。不利な体勢から上手を取るところまで我慢する技も相当な水準だ」と話した。一方で6場所連続で殊勲賞が出なかったことを挙げて「大関以下がふがいない。横綱を倒す日本人幕内上位力士らが出てこないと…」。「光と影」が浮き彫りとなった場所だったことを課題として挙げていた。