急性呼吸不全のため、7日に亡くなった大相撲の第59代横綱隆の里の故鳴戸親方(享年59)の遺体が、8日午後3時55分、千葉・松戸市の自宅兼部屋に戻った。福岡市から半日以上かけて霊きゅう車で運ばれ、出迎えた新師匠の前西岩親方(元前頭隆の鶴)や後援会関係者は、深い悲しみに包まれた。後援会の「鳴戸会」戸田則男会長(64)は「このところは体調が悪いとも言っていなかった。九州場所初日(13日)に福岡で会食する予定だったので、言葉もない」と、驚きを隠しきれない様子だった。