理事長復帰が確実となった北の湖親方の略歴。

 ◆北の湖敏満(きたのうみ・としみつ=本名・小畑敏満)

 1953年(昭28)5月16日、北海道出身。三保ケ関部屋入門。67年初場所で初土俵。21歳2カ月での横綱昇進は最年少記録。優勝24回は歴代4位。特に同時期に横綱だった輪島と名勝負を繰り広げ「輪湖時代」と呼ばれた。85年初場所に引退し、一代年寄北の湖を襲名。幕内戦績は804勝247敗107休(78場所)。02年2月から08年9月まで協会理事長4選。しかし任期中の07年7月に時津風部屋力士暴行死事件、08年9月にロシア出身の弟子の大麻問題が相次いで発生し、史上初めて任期途中で引責辞任した。10年には後任の武蔵川理事長の辞任を受け、再び理事長選挙に立候補したが放駒親方に敗れた。昨年4月には弟子の八百長関与により理事を退き、役員待遇に降格となった。