今夏の高校総体で団体優勝した藤原虎太郎(埼玉栄高3年)が19日、さいたま市内の同校で藤島部屋への入門会見を行った。

 同席した師匠となる藤島親方(41=元大関武双山)を前に「親方が憧れの存在でした。正々堂々とした押し相撲を見てほしい」と決意した。

 身長170センチと上背はないが、157キロのあんこ型。同親方と同じ茨城・水戸市出身で、父・尾曽正人氏が指導する「水戸尾曽相撲道場」で相撲を学んだ。

 藤島親方も「私の引退相撲の土俵で稽古をつけた中にいた1人。ずっと気にかけて見ていました。体の大きい相手とどんどんあたることで、力は伸びると思う」と期待した。

 25日の新弟子検査を受検し、初場所(来年1月12日初日、両国国技館)でデビューする予定だ。