<大相撲九州場所>◇初日◇15日◇福岡国際センター
静岡県出身の西十両4枚目の磋牙司(27=入間川)が白星発進した。立ち合いで海鵬に右へ動かれて前のめりになったが、俵に左足をかけながら逆襲。懐に飛び込んで左を差し、相手の上体を起こしながら寄り切った。「変化は頭にあったけど、反対かと思っていた。いい相撲でしたね」。冷や汗の一番にも、土俵際からの巻き返しに満足した。
先場所は9勝を挙げ、今場所は自己最高位で迎えた。新入幕を狙える位置だが「勝ち負けじゃなく内容。レベルの低い状態で幕に上がっても、大負けするだけですから」と足もとを見つめる。けいこ量が減る秋巡業でも積極的に申し合いに参加し、10番以上の番数をこなした。福岡入り後も兄弟子の駿河司らと胸を合わせ「けいこがしっかりできたから、今日も残れた」。宿舎は会場から歩いて5分。好スタートに笑みを浮かべながら「九州は関取で1度も勝ち越してないですからね。頑張りますよ」と気合十分だった。

