大相撲の元横綱朝青龍関(29)が、引退相撲(10月3日、東京・両国国技館)に向けて、ようやく外部に協力を直接要請することになった。元朝青龍関に近い関係者が18日、「31日の力士会に、あいさつに行くことになりました」と明かした。これまで何度も、日本相撲協会や力士会に出向く計画が浮上しては消滅していたが、引退相撲前の最後の力士会とあって、ようやく重い腰を上げた。現在は母国モンゴルに滞在中で、近日中に来日を予定している。
引退の要因となった1月の知人男性への暴行で、7月になって傷害の疑いで書類送検された。一時は引退相撲開催も危ぶまれた。だが現時点で東京地検に委ねられている起訴の動きはない。もともと引退相撲の準備は遅れていた上、書類送検で静観を余儀なくされたが、ようやく再開した。
16日にはモンゴルのバトボルド首相と面会し、引退相撲の招待状を手渡したという。これまで事務局の立ち上げ、相撲協会への必要書類の提出など、各種手続きはマネジャーや所属していた高砂部屋関係者に任せっきりだった。だが、母国の要人を招く以上、万全の準備を整えなくてはならないため、引退相撲に花を添える現役力士に協力を要請することになった。
22日に両国国技館で行われる格闘技のSRC14で、面識のある選手のセコンドに付く予定とされるが、関係者は「まだ分からない」と話す。同大会に来場しなければ、31日の力士会で引退後初めて両国国技館を訪れることになる。関係者は「引退相撲で変わった演出はない」と言うが、土俵外で話題を振りまき続けた元横綱だけに最後まで目が離せない。


