日本オリンピック委員会の福田富昭副会長が17日、八百長問題に揺れる日本相撲協会を痛烈に批判した。国会内で行われた民主党スポーツ議連会長の谷亮子参院議員らが今国会での提出を予定している「スポーツ基本法案」のヒアリングに参加。スポーツ団体へのガバナンスについて「問題になっている日本相撲協会は、薬、暴力、賭博、八百長とダメなこと4個全部やってる。ガバナンスが効いているのか」と酷評した。福田氏は会議後には「公益法人は保護を受けている。あんな4つも悪いことしたら、公益法人から外さなきゃだめだ。興行団体なんだから」と踏み込んだ。JOC加盟団体には、競技スポーツのアマ相撲があるが、大相撲との関係について「レスリングにも競技スポーツとプロレスがある」と例示し、「じゃあ、(今後、助成の対象となる公益法人に)プロレス団体を入れるのか」と、日本相撲協会のあり方に疑問符を投げかけた。