警視庁組織犯罪対策3課は1日、野球賭博に客として関与していた疑いが強まったとして、賭博容疑や賭博開帳図利容疑で元大関琴光喜(34)や元大嶽親方(43=元関脇貴闘力)ら数十人を週内に書類送検する方針を固めた。元琴光喜関は野球賭博が発覚するきっかけとなった恐喝事件の被害者だったが、賭博の客として初めて立件される。

 組対3課は賭博開帳図利容疑で、胴元と呼ばれる主催者側の元幕下山本俊作被告(35=同ほう助罪で起訴)や白鵬の元トレーナーらも書類送検する。同被告や元トレーナーらを胴元とする3つの野球賭博の流れがあり、それぞれに力士ら10人程度が客になっていたことが判明したという。