25日に引退した元小結垣添(33)と元幕内剣武(33=ともに藤島)が26日、東京・両国国技館でそろって会見した。2人は日体大の同期だった。垣添は「自分の相撲が取れなくなった。力を全部出したし、スッキリしている」。年寄「押尾川」を襲名し、今後は部屋付き親方として指導する。剣武は左目の網膜剥離再発で決断。03年9月の入院中に垣添がテレビの新入幕インタビューで語った「入院している宮本(剣武の本名)のために頑張る」との言葉が支えになったという。「11年間も取れて、上出来な力士人生」と話した。