全国高校バレーボール選抜優勝大会(20日開幕、東京・国立代々木競技場)で、8年連続のセンターコート進出(4強)と8年ぶりの全国頂点を狙う東北(宮城)男子バレーボール部が9日、毎年恒例の韓国遠征をスタートさせた。前日8日午後にソウル入り。4泊5日の日程で、韓国の有力高校3チームと計30セットを消化し、全国大会に備える。この日は仁昌(インシャン)と10セットをこなし、サーブレシーブからの連係などを確かめた。
今年で10年連続25度目の出場になる「春高バレー」に向けて、東北が89年から続けている海外遠征をスタートさせた。佐々木繁雄監督(58)は「(韓国チームは)体格も高さも速さもパンチ力も違う。嫌になるほど負け続けるが、戦った後は国内のどんなチームと当たっても怖くない。選手たちもボロ負けして気持ちが締まる」と遠征理由を説明する。
シードされた全国選抜大会の初戦(2回戦)では、佐世保南(長崎)と市船橋(千葉)の勝者と対決する。佐々木監督は、04年決勝で1―3で敗れた佐世保南との対戦を予想する。主力2年生は06年JOC杯全国都道府県対抗中学バレーボール大会の優勝メンバー。特に182センチの大型セッター前田一誠と190センチのレフト吉村康佑はユース日本代表の主力を務める。佐々木監督は「キャリアが違うが、今年はダークホースとして戦いたい。山は厳しいが、うちのブロックを抜けたチームが優勝すると思う」と断言した。
昨年まで全国選抜通算56勝。就任37年目の佐々木監督は現役監督最多勝利を誇る。今年59歳になる佐々木監督にとって年齢と並ぶ59勝目は、8年連続の4強入りにもつながる。【佐々木雄高】


