<東都大学野球:国学院大2-0立正大>◇第2週4日目◇17日◇神宮

 国学院大が延長14回の末2-0で立正大を破り、1勝1敗1分けとした。星稜高時代「ゴジラ2世」と呼ばれた左腕、高木京介投手(2年)が14回170球を投げ抜き、9安打7奪三振でリーグ戦初完封。延長14回1死二、三塁から代打清水隆弘捕手(2年=酒田南)が決勝右前適時打を放った。

 「元ゴジラ2世」がマウンドでほえた。140キロ台中盤の直球にカーブ、スライダー、ツーシームを織り交ぜ、リーグ戦初完封だ。「行けるところまで気持ちで行こうと思った」と170球を投げ抜いた。星稜高では4番兼エースで甲子園に出場。「ゴジラ2世」と騒がれ、プロ志望届も提出した。大学進学後、投打の練習を続けたが、昨秋のリーグ戦中に投手専念を決意した。DH制のため打席に立てないが「今はピッチャーの方がやりがいがある」。高校時代、ヤンキース松井が帰省する正月は毎年対面していた。「チームでは今も(ゴジラと)少し呼ばれてます」と、いかつい顔を崩しながら笑った。