野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は緒方孝市氏(57=日刊スポーツ評論家)。
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28日からの9連戦は各チームにとって1つのポイントになる。交流戦に向けての1カ月をどう戦うか。スタートの意味でも大事な5月戦線だ。
まず阪神とヤクルトの首位攻防戦だ。得点パターンの面で対照的な2球団。ここまで犠打が極端に少ないヤクルトと、多用する阪神。池山監督はバントではなく盗塁、エンドランなどで積極的に攻め、ここまでそれが成功している。
方針なので、どうこうは言わないがうまくいかなくなったときどうなるか。先週末の中日3連戦で3連敗を喫するなど、やはり「打線は水もの」という言葉を思い出す。
レベルの高い打者がそろう阪神だが、1点を取りに行くところは意識している。だからこそ昨季も優勝できたし、今季もこの位置にいるのだろう。
今後は近本が故障離脱し、これまでとは違う状況がある。そこをどうカバーしていくか。セ・リーグはこの2球団の戦いで9連戦が始まるのは注目だ。
開幕から1カ月が経過し、最下位の中日だが故障者に泣かされてきたのが大きい。それが少し整ってきたことで上向きになっている。ここからの戦いは楽しみだ。巨人は阿部監督が我慢の起用をしているのが理解できる。若い選手を起用し、それがはまっている。采配が光っていると言っていい。
DeNAも阪神同様、打者のレベルは高いが、何というかなかなか難しいチームだ。広島はやはり打線である。失策も、走塁などでこれといったミスもないのだが、やはり課題の得点力不足が解消できていない。
9連戦の最大ポイントは投手起用、それもブルペンだ。リードしているからといって常に勝ちパターン投入とはいかない。目の前の1勝を追うだけでなく、投手陣の疲労、状態を考慮しながら戦う必要がある。ここが監督の采配がキーになるところだと思う。
攻守でのミスも避けたい。連戦は気持ちの切り替えが難しく、ミスを引きずってしまうからだ。この9連戦の結果でリーグの様子も見えてくるかもしれない。(日刊スポーツ評論家)




