阪神は勝つか負けるかで大きく違う後半戦の初戦を、大逆転で取れたのは大きいですね。しかもエースの才木で負けるとムードがより重くなるところ。一気の4得点でひっくり返した7回の集中打は見事でした。

逆転を呼んだ一番の要因は才木の踏ん張りでしょう。1、2回はイケイケドンドンなヤクルト打線相手にストライクをそろえ過ぎて3点を失いました。でも3回以降はしっかり立て直し、本来の投球で0を並べました。6回は岩田に19球粘られ、ヒットを打たれたところで交代になりましたが、決定打は許さなかった。4点目を与えなかったことでチームに逆転できるという雰囲気をつくりました。

優勝争いは同率首位で並ぶ巨人とのマッチレースの様相になってきました。阪神が優勝するために、才木と村上の頑張りは欠かせません。もっと暑くなる8月は少しでもリリーフ陣を休ませたい。完投能力のある2人は必ず長いイニングを投げてほしい。投手陣全体がうまく回っていく、エースの役割が求められます。

森下も問題なさそうですね。7回に代打で出てしっかり四球を選び、代走かなというところでも交代しなかった。佐藤の右翼線二塁打でもしっかり走って、二塁からホームにかえってきましたからね。右翼守備もこなしていたので、1日からはスタメンに戻れるんじゃないですか。打線は森下不在の影響もあって、奥川に6回まで無失点に抑えられました。森下がいるといないでは全体の迫力も大きく違うので、今日以降はどっしりと戦えるはずです。

この日見せ場のなかった新外国人のガルシアは、もう少し見てあげないといけません。今は1軍レベルに慣れるのに必死だと思います。この日の1試合だけで判断するのはかわいそうです。(日刊スポーツ評論家)