記者として現場に復帰して4カ月ほどが経過した。まだ完全に慣れていないのか、朝起きるときに(昼の時もあるが)、疲れが取れないときがときどきある。

 それでも昨今の労働環境の問題などもあり、新聞記者でも毎月決まった休日はもらえている。

 中日ドラゴンズは前半戦が終了し、球宴を挟んで、後半戦も始まった。開幕から取材続けているが、まったく休んでいない2人がいる。1軍の近藤真一投手コーチ(49)と朝倉健太投手コーチ(37)だ。7月11日の前半戦最終のDeNA戦(横浜)の翌日12日は球宴期間でもあり、チームは全休だった。後半戦へ向けての一部投手の練習は13日から始まる。しかし、2人のコーチはナゴヤ球場のグラウンドにいた。球宴初出場のオネルキ・ガルシア投手(28)の調整に付き合っていた。

 「気にはならないですよ。これが普通ですよ」と、近藤コーチはさらりと答える。朝倉コーチも「仕事ですから。大丈夫です」。他のコーチやスタッフも、もちろん選手も休みは少ない。プロ野球選手、コーチ、スタッフは夢を作り、与える立場だから? 一般の人以上に体は資本の人々。ケアはしっかりして下さいね。【中日担当 伊東大介】