世界一に輝いた金メダルのお披露目は、ロッカールームで行われた。後半戦再開の前日14日、侍ジャパンから西武源田壮亮内野手と平良海馬投手が、1軍に合流した。メットライフドームでの練習前、金メダル獲得を報告し披露。源田は「多くの方からおめでとうと言っていただいてうれしかった」。ロッカーでは選手らが、その重さと輝きに興奮し、優勝メンバーの一員として戦った2人をたたえたという。

源田は内野のバックアップと代走要員として、ベンチから戦況を見極めながら、出番をうかがった。平良は中継ぎとしてブルペン待機。回途中でも回またぎもいける貴重な戦力として初侍で抜てきされた。ともに試合の流れが、良くも悪くも変わりかねない途中出場。源田は決勝トーナメント1回戦の米国戦、9回代走で同点走者として生還し、平良は初戦ドミニカ共和国戦でイニング途中に火消し役をまっとう。派手さはなくとも、2人のその役回りの難易度は高く、重要だった。

試合中の張り詰めた緊張感だけでなく、グラウンド外での立ち居振る舞い、何げないしぐさやひと言が日常とは違った3週間。侍での活動を終えた平良は「あのような場面でしっかり自分が持っている力を最大限に発揮できるのが一流なんだと感じました」。源田も「侍の皆さんは、すごく前向き。気持ちの持っていき方や試合中に出る言葉がポジティブで、そういうのを見てとても勉強になりました」。日本の勝利に集中しながらも、経験豊富な歴戦の侍たちから、何かを吸収しようと過ごしていたことを察する。きっとその経験をチームに落とし込んでいくに違いない。

後半戦の巻き返しを図る西武において2人は絶対的存在。劣勢から逆転勝利を飾った侍のように、反攻の夏をけん引する。【西武担当=栗田成芳】