ソフトバンク嘉弥真新也投手(33)の渋い存在感が際立っている。今季は6年連続50試合以上となる56試合に登板。28ホールド、防御率0・99と安定感抜群の成績を残した投球自体はもちろん、「ブルペンのアニキ」として若手を引っ張る姿が目立った。
特に、リーグ優勝を逃した今季最終戦。逆転3ランを打たれて泣き崩れた泉に誰よりも寄り添っていたのが、嘉弥真だった。「終わったことなので仕方ないから、また来年、頑張ろうよ。そんな感じの言葉をかけたと思います。あんまり覚えてないんですけどね」。試合後には食事にも誘い、打ちひしがれる右腕を励ました。
ブルペンでは嘉弥真がチーム最年長。若手も増えたリリーフ陣を意識的にもり立てた。「僕もそうやって先輩方にいろんな声をかけてもらったりしたので。あの場面はぼくらが引っ張っていくしかない」との自負があった。
来季はブルペンでリーダー的存在だった森の先発転向プランもあり、嘉弥真への期待はより大きくなりそうだ。「リーダーというか先輩くらいで。僕は楽しみたい派なので。仲良くやれたら絶対に強くなると思うので。仲良く元気よく、楽しくいきたいなと思います」。優しく頼もしい「ブルペンのアニキ」として、3年ぶりVを目指すリリーフ陣をけん引する。【ソフトバンク担当=山本大地】




