<ソフトバンク6-8楽天>◇8日◇ペイペイドーム

ソフトバンクにとっては痛すぎる黒星だった。大量5点差をつけられながら6回に周東のプロ初満塁弾で1点差まで詰め寄った。終盤の逆転劇へ…。スタンドのファンもボルテージは上がったことだろう。だが、そこまでだった。9回にダメ押しとも言える1点を献上。最後は楽天の守護神松井裕にきっちり3人で抑えられてしまった。

2位ロッテに連勝を飾り、波に乗りたかった。前2カードの西武、ロッテには勝ち越したものの、初戦は黒星発進。「3カード全部初戦負けているので、明日、明後日頑張りましょう」。試合後、藤本監督は悔しさをにじませながらそう言った。それにしても「Aクラス死守」には厳しい戦績と言わざるを得ない。これで楽天戦は4連敗。対戦成績も7勝11敗となった。さらに試合を見ていて脳裏にフィードバックしてきたのは「七夕の夜」の痛恨敗戦だった。7月7日、敵地・仙台での一戦だ。初回に5失点するなど序盤で6点をリードされた。それでも中盤に5点を返し、1点差まで盛り返した。1点を追う9回には松井裕を攻め無死一、三塁と逆転機までつくりながら無得点に終わり黒星を喫した。チーム54年ぶりとなる12連敗の始まりだった。モイネロの離脱などチームに黒い影が忍び寄っていたのは確かだが大量失点にもかかわらず「大敗」ではなく「惜敗」に終わったことは、さらに戦術の甘さを浮き彫りにしたと言ってもいい。

4位楽天とは1・5ゲーム差となった。直接対決は残り7試合。苦手意識を克服しなければ、Aクラス入りもおぼつかなくなってしまう。